
「舌下免疫療法(せっかめんえきりょうほう)」は、従来のアレルギー剤の内服や点鼻点眼の外用薬とは異なり、長期寛解・治癒が期待できる画期的な治療法です。(2020年より、新規に注射薬による治療法も保険適応になりましたが、当院では実施していません)
開始時期は、スギ花粉の飛散がない、5月末より11月末までの期間から開始するするので、現在は新規受付は休止しています。ご希望の方はスギ花粉の飛散終了後にご相談下さい。
診察時に治療の説明はしますが、全てを説明していると長時間かかります。予備知識として、花粉症と舌下免疫療法について分かり易く説明しているサイト https://www.torii-alg.jp/ があるので、それをまず閲覧して下さい。(クリックして表示されないときは「鳥居薬品(トリイヤクヒン) 舌下免疫療法」で検索して下さい)
サイトでの情報をチェックしたら、以下の治療方法の要点を確認して下さい。
開始時期は、スギ花粉の飛散がない、5月末より11月末までの期間から開始するするので、現在は新規受付は休止しています。ご希望の方はスギ花粉の飛散終了後にご相談下さい。
診察時に治療の説明はしますが、全てを説明していると長時間かかります。予備知識として、花粉症と舌下免疫療法について分かり易く説明しているサイト https://www.torii-alg.jp/ があるので、それをまず閲覧して下さい。(クリックして表示されないときは「鳥居薬品(トリイヤクヒン) 舌下免疫療法」で検索して下さい)
サイトでの情報をチェックしたら、以下の治療方法の要点を確認して下さい。
- アレルギー剤の内服や点鼻とは異なり、すぐに効果がでる治療法ではありません。3年から5年はかかると考えて下さい。今から始めても、来年の花粉シーズンはまだ効果がでないかもしれません。
- 花粉シーズン以外で無症状の時期も、長期間(3〜5年)、1年を通して毎日薬を摂取する必要があります。
- 治療中は、無症状でも毎月1回の受診が必要となります。
- 根気よく治療しても、20%は無効例で、全員に効果がでるわけではありません。
- ヒノキやブタクサなど他の花粉には効果がありません。
- 重度の喘息・心疾患・がん・精神疾患など他の病気で加療中の方は適応にならない可能性があります。(主治医の先生に相談して下さい)
- 妊娠中の治療はできません。3〜5年の治療を要するため、数年以内に妊娠を希望する方は適応になりません。
- 小学生以上〜65歳迄の採血検査可能な方が対象年齢になります。
- 口腔の腫れや口内炎など、軽度の副作用が出現することがあります。考えられる副作用のなかで、最も怖いものに、「アナフィラキシーショック」があります。血圧低下や呼吸困難など、重症の場合は救急病院での緊急治療が必要になります。1億回に1回の確立で起こると理論上予想されています。ただし、2014年から全国で舌下免疫治療が開始されていますが、ショックで死亡例の報告はありません。
具体的な治療の流れ
-
- 初診時は、治療の説明をして、採血にてスギ花粉症の検査をします。過去3年以内の検査でスギ花粉陽性と診断されている方は、省略して治療を開始します。(他院で検査された方は、検査結果が記載された用紙を持参して下さい。用紙のない方は改めて当院で検査をします)
-
- 翌週以降に再診していただき、スギ花粉が陽性と診断されれば、治療開始となります。
検査で陽性が証明されない場合は、自覚症状があっても適応になりません。
初回は副作用が起きる可能性が高いので、近隣の調剤薬局に移動して薬剤を購入してから、再び当院に戻って院内で摂取後、30分間院内にて待機していただきます。摂取後2時間は激しい運動、入浴や飲酒はできません。
時間がかかるため、午前の部は11時、平日午後は4時まで(土曜午後は3時)に来院をお願いします。
初回は14日分しか処方できません。14日以内に必ず再診できるように予定を組んで受診して下さい。
-
- 次回より再診の際は、副作用がなければ4週間分処方します。その後は月1回のペースで通院していただきます。(院内での摂取・待機はありません)。薬が無くなる前に必ず受診して下さい。
-
- 多忙で受診できず、治療が長期間途中で止まった場合でも、それまでの治療が無駄にならないようにしながら再開します。断念せずに再診してご相談下さい。